土鍋.com 製品の安全性 |
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土鍋.com / カネフサ製陶 |
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■製品の安全性について Q.<輸入土鍋>鉛・カドミウム漏れ 中国製、全国に2万個 2007年5月25日配信 という報道がありましたが、御社の製品の安全性はいかがでしょうか。 A.結論から申し上げますと、弊社製品は心配ありませんのでご安心ください。 弊社製品は、新国際規格ができた時点から大変厳しい新国際規格「ISO6486-2」を自社基準にしています。 ※日本の基準も今は食品衛生法・JIS(平成20年7月31日から移行期間があり平成21年8月1日から新国際規格に準ずるとなりました)とも替えられました。 皆様に安心してお使いいただける製品の製造を常に心がけています。新国際規格では、記事になった製品はパスできていません。弊社製品は性能だけではなく、安全性も一流を自負しており、輸入製品・他社製品に決して負けていません。 詳細な数値は以下のとおりです。 以前の食品衛生法、JIS(日本工業規格)の鉛・カドミウムの溶出基準は、以下のとおりどちらも同じ規制値です。 容量1.1リットル以上 Pb(鉛) 限度値 2.5mg/L (2.5ppm)以下 Cd(カドミウム)限度値 0.25mg/L(0.25ppm)以下 旧国際規格「ISO6486」では、陶磁器容器は食品衛生法・JISと同じですが、土鍋等加熱用器具は以下の数値となっています。 Pb(鉛) 限度値 5.0mg/L (5ppm)以下 Cd(カドミウム)限度値 0.5mg/L(0.5ppm)以下 現在の基準です。 新国際規格「ISO6486-2」は、(食品衛生法・JISも平成20年7月31日から移行期間があり平成21年8月1日から新国際規格に準ずるとなりました。)、欧米諸国で実施されています、この規格は、陶磁器の容器では以下の数値のとおり大変厳しくなっています。 ・陶磁器の容器 Pb(鉛) 限度値 1.0mg/L以下 Cd(カドミウム)限度値 0.25mg/L以下 ・土鍋等加熱用器具 Pb(鉛) 限度値 0.5mg/L以下 Cd(カドミウム)限度値 0.05mg/L以下 ●弊社の自社基準 ・土鍋等加熱用器具 Pb(鉛) 限度値 0.5mg/L以下 Cd(カドミウム)限度値 0.05mg/L以下 弊社ではこのことをふまえまして、早くから食品衛生法・JIS規格より厳しい基準を設け、信楽焼伝統の釉薬・天然素材(天然の陶土・釉薬原料)のみを使用し、自然にやさしくをスローガンに製品を製造して参りました。 チェック体制としましては、「滋賀県工業技術センター 信楽窯業技術試験場」にお願いし、鉛・カドミウムの溶出検査を定期的に品種を分けて行っております。 2007年3月に「フッ素樹脂加工土鍋」と「陶板」の溶出試験を行いましたところOKでした。新聞報道直後の2007年5月にも「土鍋」の溶出試験を行い、予定通り結果はOKでした。 鉛もカドミウムも自然界の鉱物中に存在するものであり、絶対0とは言い切れませんが、弊社が使用しています原料は、「蛍光X線」によって鉛・カドミウムはもちろん、色々な重金属類の分析確認を行っています。そこで鉛・カドミウムが少しでも検出されたらその原料は使いません。 分析機の性能にもよりますが、重金属類は蛍光X線では反応が良いので、検出されなかったら間違いなく鉛・カドミウムは入っておりませんが、メーカーが保証する検出限界の数値以下は読み取りません。仮に0となっても数値が0とは判断しません。トレース(不検出との判断)とします。 弊社では上記の原料を用い陶器を作っています。特に釉薬は重金属類を閉じ込める効果がありますので、検出しない原料を使い釉薬によって金属類を封じ込めていますので、絶対0とは言えませんが大丈夫です。 溶出検査はこの陶器を国際基準にのっとった処理(4%酢酸溶液(醸造の酢ではありませんが酢です)に浸ける)を行い「原子吸光光度計」で測定、鉛、カドミウムの溶出された数値を測ります。 数値は0でしたが、メーカーが保証する検出限界(鉛0.05ppm、カドミウム0.01ppmまで)以下の数値はたとえ0であってもPb<0.05(検出限界以下)Cd<0.01(検出限界以下)と表します。(ここの単位ppmはmg/Lと同じことです。ppmはパーセントでmg/Lは1リットルあたり含まれる重量です) 結果からいいますと0と思える原料を使用し、釉薬によって金属類を封じ込めた土鍋の溶出分を測定、結果がPb<0.05(検出限界以下)であっても数値は0ですので、自然界の鉱物中に存在するものであり絶対0とはいいませんが限りなく0に近いと断言できます。 ですので、弊社の土鍋は自然にやさしくをスローガンに天然素材を厳選して製品に使用いたしておりますので、安心してお使いいただけます。 溶出試験結果の資料はこちら(新規ウインドウで開きます) Q.釉薬はどのような原料を使っているのでしょうか。 A.弊社製品の釉薬原料は、全て天然の原料を使用しています。 少し専門用語を用いて説明しますと、主成分は、珪石(水晶と同じ成分で結晶してないものSiO2といいます)、長石、アルミナ、石灰で、着色剤としましては酸化鉄、銅、を使用しております。全て信楽焼きの伝統釉薬を使用、信楽焼は他産地に比べ焼成温度(窯の温度)が高く、食品衛生法(JIS規格も同じ基準)で規制されている、融剤(低い温度でも溶かす原料)としまして、鉛及び鉛の入ったフリットを使用しておりません。また釉薬は溶出成分をガラス化しまして封じ込める効果がございます。 食品衛生法及びJIS規格では鉛の溶出基準値は 2.5mg/リットル(2.5ppm)以下カドミウムは0.25mg/リットル(0.25ppm)以下になっておりますが弊社の製品は滋賀県水口保健所の検査で鉛、カドミウムとも不検出でした。また、規格とは別に過マンガン酸カリウム消費量も検査しておりますが適合しております。 まとめますと、他産地では基準値には適合しているが検出されるものもあるようですが、弊社では自然にやさしくをスローガンに天然素材を厳選して製品に使用いたしておりますので、安心してお使いいただけます。 弊社では、自主検査としまして「滋賀県工業技術センター 信楽窯業技術試験場」でもチェックを行っています。 溶出試験結果の資料はこちら(新規ウインドウで開きます) Q.陶器の原料にアルミナとありますが、私はアルミの金属アレルギーです。大丈夫ですか? A.アルミナは金属ではありません。 酸化アルミニウム(Al2O3)といって陶器の原料、粘土の組成の一部で珪石と酸化アルミニウム(アルミナ)とが一緒になった鉱物が粘土です。アルミナがなければ粘土にはなりませんし、アルミナが含まれていない陶磁器は存在しません。釉薬にも粘土を使いますので当然アルミナは含まれてきます。酸化アルミニウム(アルミナ)は地球上のどこにでも何かと一緒に結び付いた鉱物として常に存在します。また、非常に安定な鉱物で金属(アルミ)とは全く異なるものです。当然アルミナから酸素分をとれば金属(アルミ)になりますが、特別な方法を用いてもたやすく(出来なくはありませんが)金属にすることは難しいです。 以上のことから、陶器からアルミの金属イオンが発生し、アルミの金属アレルギーで害が発生することはあり得ないと考えておりますし、信楽にある滋賀県工業技術センター 信楽窯業技術試験場からも大丈夫と報告されております。 Q.フッ素樹脂の安全性について教えてください。 A.結論から申し上げますと、フッ素樹脂の安全性は高いです。そのため、一般的な調理器具で多く使用されています。 フッ素樹脂加工土鍋の溶出試験は、財団法人高分子素材センターで行い、「鉛-適合する」、「カドミウム-適合する」、「重金属-検出せず」、「過マンガン酸カリウム消費量-適合する」との試験結果が得られ、食品衛生法・食品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示提第370号)に適合しています。もしも、剥離した(はがれた)塗膜が体内に入った場合の安全性ですが、動物試験で全く異常ない事が、昭和60年12月に日本弗素樹脂工業会から報告されています。 弊社では、自主検査としまして「滋賀県工業技術センター 信楽窯業技術試験場」でもチェックを行っています。 溶出試験結果の資料はこちら(新規ウインドウで開きます) |
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